衆議院選挙が終わり、
悲喜こもごも
いろんな思いが
日本列島に渦巻いています。
開票が進むと、
小選挙区で落選した候補者が
比例で復活当選し始めます。
この時に「惜敗率」という言葉が、
良く出てきます。
「惜敗率」とは、
何のことなのでしょうか?
気になったので調べてみました。
「率」ですから、
計算方法もありますし、
どんな基準で復活当選しているのでしょう。
また基本ですが、
読み方や、
惜敗率100が何かも気になります〜
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惜敗率とは
まず惜敗率とは、
何の為にあるのでしょうか?
まず、
衆議院選挙の時に、
政党が、
「小選挙区比例代表の立候補者名簿」を
選挙管理委員会に提出します。
その時
小選挙区に立候補し
比例代表にも名前を入れる人がいますね。
その人たちのことを
重複候補者といいます。
比例代表の立候補者名簿で、
重複候補者が何人もいた場合、
その人たちの比例の順位を同じにすることがあります。
3位タイみたいな感じです。
このときに、
惜敗率を計算して、
惜敗率の高い人が、
比例名簿の順位が高くなるようにしています。
これによって、
自分の選挙区で当選した人に
獲得した票が近い人が、
当選できるようにしています。
惜敗率の計算方法
惜敗率の計算方法は、
ある選挙区での最多得票数で、
惜敗率を計算したい候補者の
得票数を割り、
100をかけた数になります。
例えば、
東京4区の最多得票数を
100万票とします。
品川太郎候補は、
東京4区で82万票獲得しましたが、
落選。
そうなると、
品川太郎候補の惜敗率は、
82万票÷100万票×100=82%
となります。
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復活当選をわかりやすく
比例代表の名簿の中で、
同じ順位の候補者は、
惜敗率が高い方が、
当選となります。
前述した品川太郎候補の
政党が、
比例代表で6名の議席を獲得しました。
品川太郎候補は、
荒川花子候補とともに、
比例代表の候補者名簿の順位が、
6位タイとします。
2人とも順位が6位と言うことですね。
品川太郎候補は、
惜敗率が82%でした。
一方東京5区の
荒川花子候補は、
80万票獲得しましたが落選。
東京5区の最多得票数は、
95万票でした。
荒川花子候補の惜敗率は、
80万票÷95万票×100=84.2%
となります。
この場合、
荒川花子候補が
品川太郎候補よりも
惜敗率が高いので、
復活当選となります。
残念ながら、
品川太郎候補は
復活できず
落選となります。
最後に、
惜敗率100とは、
ある選挙区の最高得票数のことになります。
当選と同じ意味と
考えられると思います。
ただ、
当選した人のことを
惜敗率100%とは
絶対いわないと思いますけど。
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