国連事務総長にアントニオ・グテーレス(グテレス)さんが就任することが内定しました。2016年いっぱいで任期の切れる現事務総長の退任後就任予定です。グテーレスさんはどんな方なのか、経歴や家族についても気になります!
グテーレスさんは、国連難民弁務官やポルトガル首相など表舞台で活躍してきました。
世界のトップの一人と言える人ですね。
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アントニオ・グテーレスとは
アントニオ・グテーレス(一部ではグテレスと表記されている)は、大学で電気工学を学んでいました。
理系ですね。
大学卒業後は、教授の助手をしていましたが、数年後政治の世界に進みました。
グテーレスさんのプロフィールです。
本名:António Manuel de Oliveira Guterres
出身地:ポルトガル リスボン国籍ポルトガル
生年月日:1949年4月30日
出身大学:リスボン工科大学(電気工学)1971 同大学卒業、助手
1974 ポルトガル社会党に入党
1976 国会議員に当選、党の政策担当
1992 党書記長に就任、自由経済重視路線を推進。
1995-10月 ポルトガル首相に就任
1999〜2005-6月社会主義インターナショナル議長※
1999-10月 再選
2002 首相退任
2005-6月 国連難民高等弁務官に就任
2010-6月 再任
2015-12月 退任
2017-1月 国連事務総長就任予定
※社会主義インターナショナルとは、世界中の社会主義的な政党で結成される組織です。
華々しい経歴ですね!!
グテーレスさんが、政治の世界に足を踏み入れたのにはポルトガルの政治を大きく転換させる事件があったからです。
それは、カーネーション革命と呼ばれています。
1933年に成立した独裁体制の中、ポルトガルは、ヨーロッパの最貧国と呼ばれるまで落ちぶれてしまいました。
1974年に青年将校がリスボンで決起し、革命が成功しました。
革命に成功したことを知った市民により、リスボンの街は花で飾られました。
そして、革命を成功させた兵士たちは銃口にカーネンションの花を刺したそうです。
そんな劇的な歴史の転換期を目撃したグレーレスさんが、政界に足を踏み入れるのは、当然のことに思えますね。
グテーレスの妻や子ども
では、グテーレスさんの家族についてです。
グテーレスさんは、死別した妻ルイサ・アメリアさんとの間に2人の子どもがいます。
1977年生まれの息子さんと1985年生まれの娘さんです。
すでに、立派な大人ですね。
ルイサ・アメリアさんは、がんで1998年に他界しました。
2001年にカタリーナさんと再婚しました。
彼女は、連れ子がいたので、グテーレスさんは3人の子持ちですね。
表舞台でも、私生活でも、大きな試練をくぐり抜けてきたグテーレスさんのさらなる活躍に期待したいです。
軍縮担当上級代表(事務次長)の中満泉さんの記事を書きました。
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