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稲田伸夫の学歴や経歴は?嫁は稲田朋美ではない!検事総長は定年まで?


稲田伸夫さんは、2020年現在の検察長トップの検事総長です。

稲田伸夫さんの後任人事をめぐり、安倍晋三総理の内閣が大きな批判を浴びています。

また、稲田伸夫さんが、定年まで現職にとどまるのかも注目されています。

稲田伸夫さんの経歴や学歴を確認します。

ところで、稲田伸夫さんと同じ姓ですが、元大臣の稲田朋美さんは妻ではないことをまずはっきりさせておきます!

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稲田伸夫の経歴・学歴

 

稲田伸夫検事総長は、1981年に検事を任官しました。

 

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検事総長になる前は、検事として捜査にずっと携わってきたわけではなく、法務省勤務が3分の2の年月を占めます。

 

法務省では、エリートコースをたどってきました。

 

検事として、事件にずっと向き合ってきたわけではなく、法務省で法律の立案や審査などもおこなう部署にいました。

 

政治家との交渉などにも多くの時間を費やされたのではないかと思います。

 

経歴

 

稲田伸夫さんの経歴は次のとおりです。(参考:東洋経済オンライン2017/9/13付

 

1981年 検事任官
東京地検検事-福岡地検検事
1983年 法務省刑事局
1985年 水戸地検
1986年 東京地検
1988年 法務省刑事局
1992年 松山地方検察庁西条支部長
1997年 法務省刑事局参事官
1998年 内閣法制局参事官
2002年 法務省刑事局公安課長
2003年 法務省刑事局総務課長
2005年 法務省大臣官房人事課長
2007年 最高検察庁検事
2008年 1月 – 山形地方検察庁検事正
10月 – 法務省大臣官房長
2011年 法務省刑事局長
2014年 法務事務次官
2016年 仙台高等検察庁検事長
2017年 東京高等検察庁検事長
2018年7月25日 第30代検事総長就任

 

東京地検時代には、3年間、大手ゼネコン汚職事件の公判に携わったこともあります。

 

また、2010年の大阪地検特捜部の証拠改ざん事件の際には、法務庁官房長として国会対応をしたり、刑事局長として国会答弁をしたりしています。

 

稲田伸夫さんが第30代検事総長に就任したときには、検察不信をもたらした改ざん事件について、「時代に合わなくなっていたのかもしれない」とその当時のことに触れています。

 

検察官の威信を取り戻すために尽力されてきたと言ってもいいかもしれないですね。

 

学歴や出身地

 

稲田伸夫さんの出身地や学歴を紹介します。

 

生年月日:1956年8月14日

出身地:奈良県

出身高校:灘高等学校

出身大学:東京大学法学部第1類(私法コース)

 

当然ながら、エリートコースですね。

 

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稲田伸夫の妻や家族

 

稲田伸夫さんのご家族について、妻や子供については全く情報が見つかりませんでした。

 

ちなみに、同じ姓ですが、稲田伸夫さんは、自民党の稲田朋美衆議院議員とはご夫婦ではありません。

 

稲田伸夫さんと稲田朋美さんは、同じ法曹界にいるので、ついもしかして夫婦?と思ってしまいがちですよね。

 

ですが、稲田朋美さんには、弁護士の旦那さんがいます。

 

ところで、稲田伸夫さんのお父さんについての情報は見つかりました。

 

稲田伸夫さんのお父さんは、福岡高検検事長を務めた検事でした。

 

お父さんは、いわゆる一般の人が描く容疑者を送検し裁判をする「検事」として長い時間を過ごされたようです。

 

「検事」でも、いろいろな道があるのですね。

 

稲田伸夫検事総長は定年まで務める?

 

2020年5月には、安倍晋三総理が「検察庁法改正案」を国会に提出しました。

 

これが大変な物議を醸しています。

 

この法案が通ると、「検事の定年を内閣が延長できる」ことになります。

 

いままで一般の公務員に適用されていた定年の延長制度を、検事にも適用させるための法案です。

 

さらに、今までは、「検事長、検事正は63歳になると、平の検事になる」のですが、改正案では、「平の検事にならずに検事長や検事正のままでいられる」ということになっています。

 

ですが、いろいろな情報を見ると、そもそも検事長や検事総長の任命は、内閣の仕事だということで、何が問題なのかよくわかりませんでした。

 

そこで調べてみたところ、今までの法律では、強い検事の権限を濫用させないために、「定年」という仕組みを使っていました。

 

強い権限を持った検事長や検事正は、定年が来れば辞めるか、平の検事になるしかありませんでした。

 

ですが、今回提出される改正案では、内閣が気に入った検事の定年を権限を維持したまま延長させてしまえるようになります。

 

すると、同じ検事が長く権限を持ったまま同じ職にとどまることになり、検事の中立性が守られなくなる可能性があります。

 

そのことが危惧されています。

 

一番心配されているのは、検察官は、時には総理大臣を逮捕できる力を持っていますから、その力を内閣が握ってしまうと違法行為もやり放題になってしまう危険です。

 

あくまでも可能性の話ですが、少しでも可能性があるなら、その可能性は潰しておかないと、日本国民はとんでもない内閣によって税金を配分されてしまうことになってしまいます。

 

自分たちに還元されるべき税金が、その時の総理大臣やとりまきに好き放題で使われるのは、まったく腹立たしいことです。

 

「自分の好みの検察官の定年を延長するなんてことはありません」とただ繰り返すだけでは、納得できないです。

 

内閣は、口約束ではなく、きちんと文章にして、検察官の仕事に口も手も出さないようにするべきですよね。

 

内閣が提出した検察庁法改正案のほうが、現行法よりも検察官の独立性を守れるとか、内閣が定年延長できるメリットが今よりも大きいのであれば、もっとわかりやすく理由を説明していただきたいです。

 

「わかりやすく、丁寧に説明する」ことが、安倍総理が何度もおっしゃっていることなので、ぜひともお願いしたいです。

 

さて、もし2020年5月に提出されている「検察庁法改正案」が国会を通った場合、現在閣議で定年を延長された黒川弘務検事長がまた定年を延長され、稲田伸夫検事総長の後任として検事総長になるのではないかと言われています。

 

今までの慣例では、検事総長は2年で退官しています。

 

稲田伸夫検事総長は、2018年7月25日に検事総長に就任したので、慣例に従えば、2020年7月24日に退官することになります。

 

ただ、検事総長の定年は65歳なので、稲田伸夫検事総長の定年は、2021年8月14日までになります。

 

もし「検察庁法改正案」が通ったとしても、稲田伸夫検事総長が2020年7月に退官しなければ、黒川弘務検事長は定年を延長しない限り検事総長につくことはできません。

 

今は「検察庁法改正案」が注目されていますが、数の力で安倍総理がこの法案を国会でとうしてしまったら、稲田伸夫検事総長が定年まで務めるのかが注目されるのではないかと思います。

 

追伸2020/5/23:

黒川弘務さんの定年が延長されなければ就任したと言われていた「林真琴さん」が検事総長になるのではないかと言われ始めました。

いろいろな駆け引きが繰り広げられているのでしょうか。

 

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追伸2020/5/21:

検察庁法改正案は、今国会では見送られました。

黒川弘務検事長は、賭け麻雀で辞任することになりそうです。

賭け麻雀を認めているのに「訓戒」処分でした。

犯罪を犯しているので、訴追されないとおかしいですよね。

今後も注目せざるを得なくなってしまいました。

 

 

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