原昌宏さんは、QRコードの発明者です。
QRコードは、キャッシュレス決済やインターネット接続など、無くてはならないものですよね。
その原昌宏さんの経歴や出身高校や大学、そして現在について調べました。
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原昌宏の経歴(高校・大学)
原昌宏さんは、デンソーウェーブでQRコードの開発をしました。
その開発者はたった2人でした。
その2人が開発したQRコードが今では世界標準の仕組みとなっていますよね。
原昌宏さんの経歴は次のとおりです。
生年月日:1957年生まれ
出身地:東京
出身高校:法政大学第二高校
出身大学:法政大学工学部電気工学科(1980年卒業)
原昌宏さんは法政大学を卒業後、日本電装株式会社(現在の株式会社デンソー)に入社しました。
会社では、「レジのバーコードの読み取り装置」から始まり、「識別コード」の開発一筋でした。
QRコードは、原昌宏さんの開発の集大成だったということなのでしょうか。
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QRコードの開発と広がり
原昌宏さんが開発したQRコードは、ネット上のいたる所、街の至るところで目にします。
QRコードを見ない日はないかもしれないというくらい広く浸透しています。
そもそもQRコードは、”バーコード”では制限されている情報の容量を増やしたいというところから開発が始まりました。
「早く読み取る」ということにこだわり開発し続けたQRコードは、1994年に発表されます。
ちなみに、QRコードの「QR」は「Quick Response(素早い返答)」の頭文字です。
名前にするくらいですから、原昌宏さんたち開発者の「早く読み取る」ことへの情熱が伝わってきますね。
しかも、QRコードは早く広めるために、特許をオープン(オープンコード)にしました。
特許をオープンするということは、利用料を取らない、つまり無料で使って良いとすることです。
このことで、QRコードは次々に広まり、”カメラ付き携帯電話”が普及したことで一気に広まりました。
QRコードの形の発想はどこから
ところで、QRコードの独特の形を、原昌宏さんは、どこから思いついたのでしょうか。
それは”囲碁”の形からでした。
会社の昼休み中に囲碁で遊んでいて思いついたのだそうです。
発明家や開発者の思いつきは、身近なものにあることが多いですよね。
時計のG−SHOCKの開発では子供のまりつき、自動改札機は川で流れる葉っぱから思いついたのだそうです。
身近なところにお宝が眠っているということでしょうか。
ですが、そのお宝を見つけられるのは、常に開発することを考えているからですね、きっと。
原昌宏の現在
原昌宏さんは、2019年8月8日のデンソーウェーブ「QRコード25周年 記念PRイベント」では、「デンソーウェーブ AUTO-ID事業部 主席技師」として出席されました。
ですから、現在も、”主席技師”としてデンソーウェーブに勤務されているのではないかと思います。
原昌宏さんは、2014年に発明した功績で、欧州発明家賞のPopular Prizeを受賞しました。
欧州発明家賞は、欧州特許庁(European Patent Office)が、毎年、技術、社会、経済的に優れた発明を表彰しています。
原昌宏さんは、日本人で初めてこの賞を受賞しました。
さらに、QRコードが広く浸透している中国でも、原昌宏さんに感謝の声が寄せられています。
New post: ” QRコードの父・原昌宏氏に中国人「感謝」、「日本人の発明とは」と驚く声も https://t.co/7VyGtNbWrK
— レコードチャイナ【記事紹介】 (@recordchina) December 19, 2019
世界が、原昌宏さんを発明家として認めていることを知って、なぜか私もうれしくなりました。
原昌宏さんの発明は、大勢の人の生活を便利にしていることが、本当にすばらしいです。
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