林真琴さんは、稲田伸夫さんの次の検事総長になるのではないかと噂されています。
検察官のNo.1になるかもしれない方なので、経歴を調べました。
そんな林真琴さんには、朝日新聞と近い関係があるとの噂が流れています。
実際のところはどうなのでしょうか?
また林真琴さんが名古屋高検検事長に就任したことにも、なにか理由があるようです。
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林真琴の経歴
林真琴さんは、司法修習生の「花の35期」といわれる実力者の揃った年代の一人です。
検察庁法改正案で有名になった黒川弘務検事長も、その一人です。
林真琴さんも、黒川弘務さんも、優秀な検事として有名で、誰が検事総長になってもおかしくないと言われていました。
さて、林真琴さんの経歴を紹介します。
生年月日:1957年7月30日
出身地:愛知県豊橋市
林真琴さんは、1981年に東京大学法学部第1類(私法コース)を卒業後、司法修習生(35期)を経て、1983年に検事になりました。
1981年 | 東京大学法学部第1類(私法コース)卒業
司法修習35期 |
1983年 | 検事任官
東京地方検察庁特別捜査部 |
2003年4月-2006年7月 | 法務省矯正局総務課長 |
2008年1月 | 法務省大臣官房人事課長 |
2011年4月 | 最高検察庁検事 |
2012年4月 | 最高検察庁総務部長 |
2013年7月 | 仙台地方検察庁検事正 |
2014年1月 | 法務省刑事局長 |
2018年1月 | 名古屋高等検察庁検事長 |
ちなみに、林真琴さんの出身高校は、「愛知県立時習館高校」といわれていますが、根拠を見つけられませんでした。
唯一見つかったのは、豊橋市議会議員の長坂なおとさんのブログで、次のように書かれていた文章です。
高校まで豊橋市で、となると、もしかしたら先輩かもしれません。
(長坂なおと公式ブログより)
こちらの長坂なおとさんの出身高校が、「愛知県立時習館高校」でした。
長坂なおとさんも東大卒の秀才のようですので、林真琴さんも同じ高校である可能性はとても高いですが、まだ確証には至っていません。
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林真琴が名古屋高検検事長になった理由
林真琴さんは、法務省刑事局長から法務省法務事務次官に就任し、そのまま検事総長にすんなり就任すると言われていました。
朝日新聞デジタルの2018年1月18日付けの「法と経済のジャーナル」によると、そこに官邸から待ったがかかってしまいました。
2016年夏、官邸は、黒川弘務さんの働きを高く評価していたため、法務事務次官に登用するようにと法務省と検察庁に求めました。
法務省の幹部は、「黒川弘務事務次官は1年の任期」という認識でそれを受け入れました。
ですが、2017年夏に、官邸から「黒川弘務事務次官の続投」を求められます。
法務省の幹部や検察総長の稲田伸夫さんは、それをまた受け入れました。
稲田伸夫さんは、2020年現在の検察長トップの検事総長です。 稲田伸夫さんの後任人事をめぐり、安倍晋三総理の内閣が大きな批判を浴びています。 また、稲田伸夫さんが、定年まで現職にとどまるのかも注目されています。 稲田伸[…]
そして、半年後に林真琴さんを次官に昇格させるつもりでしたが、それも実現できませんでした。
官邸は林真琴さんの次官への昇格を受け入れる方針だったようですが、その当時の法務大臣の上川陽子大臣が、林真琴さんの次官昇格を受け入れませんでした。
その理由については、「国際仲裁センターの日本誘致の方針をめぐる意見の違い」と言われています。
上川陽子大臣と林真琴さんの意見がどのように対立したのかは、よくわかりませんでした。
ですが、上川陽子大臣は、国際仲裁センターの設置に情熱を注いでいらしたようなので、邪魔される可能性は排除しておきたかったのかもしれません。
#タイ仲裁センター (THAC)と #クアラルンプール地域仲裁センター (KLRCA)を視察。国際仲裁活性化を国の重点課題と捉え,国の財政投入でIT化を図り,機能的でユーザーフレンドリーな最新鋭の設備と明確な戦略を持ったリーダーシップでスピード感ある取組。我が国も待ったなしです。 pic.twitter.com/KkeQBJBHl7
— 上川 陽子 (@Kamikawa_Yoko) January 17, 2018
最終的には、林真琴さんは、名古屋高等検察庁検察長に就任することとなりました。
名古屋高等検察庁検察長には、他の高等検察庁検察長がスライドすることが多いそうです。
なので、法務省刑事局長から、すぐに名古屋高等検察庁検察長に就任したことに驚いたという考察を書かれていた方もいました。
法務省・検察長が提案した人事を内閣が拒否することも異例ですが、法務省刑事局長から名古屋高等検察庁検察長に異動するということも異例だったということですね。
林真琴と朝日新聞の関係
2020年5月22日に、官邸が検事総長に推していたと考えられている黒川弘務検事長が辞任したことで、林真琴さんが検事総長に就任するのではないかという報道がされ始めました。
検事総長は内閣が任命するので、報道のとおりに林真琴さんが就任するのか、それ以外の方なのかはまだわかりません。
そんな中、林真琴さんと朝日新聞の関係密接で、林真琴さんを検事総長にしようとしているのは、朝日新聞なのだという話が出てきています。
そして、黒川弘務さんの辞職することになった賭けマージャンを、林真琴さんがリークしたのではないかという話まで出ています。
ちなみに、「リーク(leak)」とは「流す」と言う意味で、「マスコミにリークする」というのは、「マスコミに裏で情報を流す」と言う場合に使われます。
朝日新聞と林真琴さんの関係を密接だと言っているのは、須田慎一郎さんです。
さらに、須田慎一郎さんは、朝日新聞と林真琴名古屋高検検事長ともたれ合う関係を告白しています。
朝日新聞がゴーン逮捕のスクープを取れたのも検察の林派からのリークで、朝日新聞にとって都合のいい林さんを検事総長にしたいのですよ。
第4の権力が検察人事に介入pic.twitter.com/fhggi1iwUI
— today (@rc_succession) May 18, 2020
公正でなければならない検事とマスコミがつながっているという構図は、黒川弘務検事長の賭けマージャンでも明らかになりました。
賭けマージャンの主催者は、産経新聞の記者で、元朝日新聞の記者も一緒にマージャンを楽しんでいたと報道されています。
なので、林真琴さんが朝日新聞とつながっているというのは、あり得るのかもしれません。
ですが、朝日新聞が林真琴さんを検事総長にするために暗躍したというのは、どうなのでしょうか?
そこまで朝日新聞に力があるのでしょうか。
最近の朝日新聞は、なんとなくグダグダしたイメージがあって、そんな策略を巡らせられるように思わないのですが。
須田慎一郎さんのおっしゃっていることだけでは、「そのとおりだ」と思えるほど納得はできませんでした。
今後いろいろと陰謀説とか出てきそうですね。
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