ジョン・コーツ副会長は、国際オリンピック委員会 (IOC) の副会長です。
「東京オリンピック2020」に対しての強気の発言で、波紋を呼んでいます。
コーツ副会長の国籍や経歴、そしてご家族について調べました。
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コーツ副会長(IOC)の国籍や経歴
ジョン・コーツ副会長は、2021年現在IOCの調整委員長をされています。
オリンピックとの関わりは、1976年のモントリオールオリンピックで、オーストラリアのオリンピックボートチームのセクションマネージャーから始まりました。
その後夏季オリンピックで重職で参加しています。
さらに、1981年にオーストラリアオリンピック委員会(AOC)のメンバーになりました。
そして、1985年から1990年までは副会長、1990年から会長を務めています。
また、国際オリンピック委員会のメンバーに2001年に就任しました。
2009年から2013年までは理事会のメンバーで、2013年からは副会長を務めています。
経歴
名前:ジョン・コーツ(John Dowling Coates)
生年月日:1950年5月7日
国籍:オーストラリア
出身地:シドニー
最終学歴:シドニー大学・法学士
ジョン・コーツ副会長とスポーツとの接点は、ボート競技でコックス(舵手)をしていたことです。
オリンピックに選手として出場したことはありません。
ちなみに、コックスは、最短距離でボートが進むようにするために、ボートの舵を操作するクルーで、船のリーダー的な存在でもあります。
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ジョン・コーツの妻や子供
ジョン・コーツ副会長は、オーストラリアボート競技の代表の漕ぎ手だったポーリーン・カールさんと結婚し、6人の子供をもうけました。
ですが、その後離婚しました。
2017年10月、3年間の婚約後、コーツさんは、東ティモール出身のヘアメイクアップアーティストのオリエタ・ピレスさんと結婚しました。
ジョン・コーツのオリンピック発言
ジョン・コーツ副会長は、2021年5月22日付のBBCの報道で、コロナ禍の東京オリンピック2020の開催について、次のように述べました。
コーツ氏は、大会組織委員会とのオンライン会合後に記者会見し、「緊急事態宣言下でも、5競技のテストイベントが実施され成功してきた」と述べ、「選手や日本の人たちの安全を守るために整えてある計画はどれも、最悪の事態を想定したものなので、(緊急事態宣言の中で五輪が開けるかという質問への)答えは『絶対にできる』だ」と話した。
医療従事者の労働時間が過労死ラインを大幅に超えており、コロナの重症者もなかなか入院できない状態なのに、オリンピックが絶対に開催するのだという発言は、多くの人達から反感を買いました。
また、2021年5月26日付の日刊ゲンダイDIGITALの記事によると、東京オリンピック2020のIOC委員を含む来賓たちの接待費用に43億円が予算計上されていることがわかりました。
東京五輪を巡って、またフザケた話が発覚した。政府が、東京五輪開催の際、来賓の接遇に約43億円もの費用をかけることが分かり、批判が噴出している。
問題の費用は、2020年当初予算に計上された外務省所管の「東京オリンピック・パラリンピック要人接遇関係経費」。10日の参院予算委員会で、立憲民主党の蓮舫議員が関係経費について「圧縮すべきだ」と追及していた。
IOC委員たちは、1泊100万円もする高級ホテルに数万円で泊まり、差額は日本の大会組織委員会が負担するということです。
その負担する金額には、税金も含まれているはずです。
コロナ禍の医療崩壊の恐れの中で、豪華な接待のために税金を使うとは、なんともシュールです。
そのお金は、医療従事者のために使ってほしいです。
アスリートたちのオリンピック出場のニュースを見ると、努力して夢を叶えたのだから、頑張って欲しいと思います。
ですが、その陰で命をすり減らしてコロナと戦っている人たちを見ると、素直に喜べなくなってしまいます。
コーツ副会長には、日本の医療機関の人たちは見えないのでしょう。
天上人なの?
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