グエンドクさんは、
ベトナム戦争でアメリカ軍が散布した
枯れ葉剤の影響で
結合双生児として生まれました。
現在はご結婚されたと
なんとなく噂で聞きましたが、
子供はいらっしゃるのでしょうか??
ところで、
ドクさんは、
何年か前に専門学校に通っている
というニュースをみて、
なんだか嬉しい気持ちになったのを
思い出しました。
どうしても、
戦争の被害者としての
悲しい部分ばかりを見てしまっていたので、
元気にされていて、
うれしかったです。
スポンサーリンク
グエンドクの経歴と現在
グエン・ドクさんは、
1981年2月25日に
ベトナムで生まれました。
お兄さんのグエン・ベトさんと下半身が結合した
ふたごでした。
べとさんとドクさんが
分離手術を行ったのは、
1988年です。
ベトナムの医師団と日本赤十字の医師団が
日赤医療センターで
分離手術を行いました。
その時日本では、
ベトちゃんドクちゃんフィーバーでした・・
奇跡的に分離手術は成功しましたが、
お兄さんのベトさんは、
手術前に患った脳症で、
寝たきりの状態が続きました。
その後2007年にベトさんは、
亡くなりました。
ドクさんは、
1989年に
小児まひ障害児学校の2年生に入ります。
中学は、
1993年に単論中学に入学しますが、
1996年に中退。
その後
ドクさんは、
高等職業学校情報科学課に入学しました。
その頃確か
ドクさんがパソコン関係の勉強をしている
というニュースがあったんですよね〜
コンピュータやインターネットの発達のおかげで、
ドクさんのように障害を持った人でも、
障害のない人と同じように
仕事ができるようになるなんて、
すばらしい時代なんだなあ
なんて単純に思いました。。
今はもっと進んでいるのでしょうね。。
文明の進化の恩恵・・
スポンサーリンク
グエンドクの嫁や子供
グエンドクさんは、
2006年に専門学校生の
グエン・ティ・タン・テュエンさんと
結婚しました。
名前が難しい・・・
2009年のヤフーニュースの記事で、
グエンドクさんが嫁のテュエンさんと
人工授精をする予定があることを
報じていました。
人工授精はうまくいったようで、
2009年10月25日に
男女のふたごが生まれています!
二卵性だから、
遺伝子ではなさそうですね。
子どもの名前は、
富士山と桜からとったそうです。
男の子はグエン・フー・シー(Nguyễn Phú Sĩ)さん
女の子はグエン・アイン・ダオ(Nguyễn Anh Đào)さん
フーシーが富士。
アインダオが桜なのかな〜
グエンドクさんは、
波乱万丈な人生ですけど、
家族がいて、
幸せそうなので
嬉しいです。。
ところで、
2017年3月3日には、
ベトナム訪問された天皇陛下とも
会っています。
日本とベトナムの架け橋のような
存在になっていますね〜
そして、
2017年4月からは年に数回、
広島国際大学で
客員教授として、
ドクさんが講義を行うそうです。
ドクさんが行う講義は
説得力がありそうですね。
それにしても、
ドクさんを見ると、
やっぱり戦争は嫌だな
という思いを強くします。
原爆もそうですが、
戦争自体が終わっても、
本当に戦争が終わるまでに
何十年に時間がかかっているように
感じるからです。
戦争の被害が子孫に受け継がれていくのも
悲しい現実ですね。。
戦争をして良い理由なんて
どこにもないと思います。