『青トレ』って、
最近ちょくちょく聞く言葉でした。
何のことかと思ったら、
原晋監督率いる
青山学院大学駅伝部の
トレーニング方法のことでした。
略して『青トレ』です。
数々の常識を打ち破っている
原晋監督ですから、
トレーニングのやり方も
常識破りな方法なのではないかと
気になります!
体幹トレーニングにも
重きを置いて、
体のエネルギーを
経済的に効率よく使えるように
考えられています。
長距離ランナーって、
スタミナが必要ですものね。
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青トレのやり方
青トレでは、腹筋や背筋を特別に鍛えません。
え?!って感じですよね。
他の筋肉はともかく、
腹筋や背筋を鍛えないなんて、
なぜ??という感じです。
実は、
腹筋はとてもエネルギーを消費する
筋肉なのだそうです。
長距離ランナーが腹筋を鍛えてしまうと、
走るエネルギーが
腹筋にとられてしまうと言う風に
考えるようです。
使えるエネルギーは、
走ることにできるだけ多く使いたい
ということです。
なので、
腹筋はあえて鍛えません。
では、
まずどこをトレーニングするの??
と思いますよね。
まずは、
肩の関節を柔らかくすることからです。
走る時に
腕を正しく振ることができると、
余分な力が入らず、
速く走ることができます。
そこで、
肩の関節を柔らかくする運動を行います。
両肩の体の前部分に
手のひらを当てます。
すると、
肘が体の前に突き出されるか経ちになります。
両肩に手をつけたまま、
肘をまわします。
これで肩がまわります。
その時の肩甲骨を
しっかり動かしていることを意識します。
3秒で一周するします。
息を吐きながら!!
青トレの宣伝動画にお手本がありましたので、
ご確認ください。
さらに重要なのは、股関節の柔らかさです。
そのためには、腿上げが効果的です。
まず、
足を肩幅に広げます。
そして、右足を一歩後ろに引きます
小学生のよーいドンのような体制になります。
そこから右足を体の前に腿上げします。
地面と平行の高さです。
腕は走るときと同じように振ります。
左右10回づつ行います。
長距離を驚異的なスピードで走るには、
肩と股関節の柔軟性が必要なんです。
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青トレの体幹トレーニング
前項のトレーニングも、
体幹トレーニング一つです。
さらなるトレーニングは、
走っている時に体がぶれないように、
背骨の位置をキープするための
トレーニングです。
足を腰幅よりも広め左右に広げます。
足の爪先は外側へ向けて立ちます。
その状態で、
胸の前で両腕を重ねます。
ロシアのコサックダンスみたいな感じです。
そして、
背すじを伸ばしたまま、
膝を曲げて腰を落とします。
そこから、
腕を重ね、
顔と下半身は正面を向いたまま、
胸から動かすイメージで
左後ろに体を回します。
おなかに力を入れて、
顔と下半身は動かしません。
そのまま、
腕を床と平行に右へ胸を回します。
その後、
カラダを正面に戻します。
左右交互に10回します。
お腹や顔を動かさないようにしようと思っても、
意外と腕について行ってしまいます。
青トレについては、
書籍が出ています。
青学・駅伝部と言えば、
原晋監督です。
駅伝界では異端児みたいですが、
私は好きです。
結果を出していることだけでなく、
原監督の話を聞いていると、
楽しくなりますよね。
なんか自分でもできるかも?
という気分になります。
実力がある人が、
その気になれば、
本当に記録を出したりできるのですから、
すごいパワーだと思います。
魔法のようですよね。
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