徴難とは?読み方と意味は?政治資金収支のみで使う?民間企業では?


徴難という言葉を知ってましたか?

鈴木俊一五輪相の資金管理団体
「清鈴会」の政治資金収支報告書に、
徴難と書かれた支出が
2013~15年の3年間で
1658万円あると週刊ポストが報じました。

「徴難」って何ことか、
私は全然知らなかったです。

そもそも読み方すらわからない・・・

意味も不明。

それなりに長く生きていても、
わからないことが多いです。

「徴難」は、
民間の会計処理で使うことはあるのでしょうか?

調べてみました。

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徴難とは?読み方と意味

 

まず、「徴難」の読み方は、「ちょうなん」です。

そのままと言えば、そのままですね。

また、
政治資金規正法の説明では、
次のような文言があります。

 

第19条の13第2項4号
領収書等を徴し難かつた支出の明細書等は、会計帳簿に基づいて記載されていること。

 

この中の「徴し難かった」は、「ちょうしがかたった」と読むそうです。

どちらも、
普段の生活で使わないですよね。

この「徴難」の意味ですが、徴難としては、辞書にはありませんでした。

 

この単語を分解すると「徴」には3つの意味があります。
(大辞林・三省堂より)

 

1. よびだすこと。 召し出すこと「 -に応ずる」

2. 事のおこる前触れ。きざし。 「天候激変の-」

3. 供出させること。とりたて。

 

徴難は、3つめの意味の「供出させること」の意味で使っていると思います。

 

「難」は、難しいと言うことですから、「供出させることが難しい」
つまり、「もらうのが難しい」ということですね。

 

文字の意味が分かれば、そのまんまの意味でした。

 

徴難は民間企業では使う?

 

徴難は、政治家が政治活動で使ったお金の中で、領収書をもらうのが難しい時に使う言葉でした。

 

領収書をもらえなくても、「徴難明細書」というものをつける必要があります。

徴難明細書画像

 

領収書をもらうのが難しいのは、

バス代、

ご祝儀や弔事費、

自動販売機での購入、

振込での支払い、

口座引き落しなどがあります。

 

これは、民間企業でも、領収書をもらわないことが多いですね。

 

税理士さんのサイトを見たら、きちんと税務署に説明できれば、領収書はなくても良いそうです。

 

政治家でも民間企業でも、使った根拠があれば、問題は無いと言うことです。

 

民間企業では、
「徴難」の状態はありますけど、言葉として使うことは無いですね。

 

ところで、
鈴木五輪相が徴難として、領収書無しで申告している経費は、次のようなものがあげられていました。

●ガソリン代

●家賃

●郵便代

●レンタカー代

などでした。

 

家賃や振込か引き落しだと思うので、領収書はなくても、しょうがないと思います。

 

ただ、ガソリン代とかはどうなのでしょうか??

 

ガソリン代はレシートが出ると思うのですが、政治資金収支報告書に添付するのは、レシートではダメなんでしょうか。

 

レシートもOKの方が、支出が明瞭になると思うのですが・・・

 

そういえば、以前小渕優子さんの政治資金について問題になった時、コンビニでパンやヨーグルトを買った時にも、領収書を要求していたと言う話でした。

 

レシートだとばっちり品名が出ますよね。

やっぱりレシートの方が良いのでは??

 

それに、民間企業では、レシートでもOKのところが多いですよね。

 

むしろレシートの方が良いという会社もあります!

 

どうなのでしょうか?

 

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